ヤマトホールディングスは、8月26日に米国テキサス州郊外にて、「空飛ぶトラック」の機能実証実験に成功したと発表した。
今回の実証実験にて証明された機能は以下となる。
- 「ATP70」の空力特性と最適化した姿勢での自立飛行
- 飛行中および地上での作業時の高い安全性と可能性
- 空輸からラストワンマイルへのシームレスな輸送形態への遷移
- 荷物の格納および取り出しに関する取り扱いの容易さ
参考:https://netshop.impress.co.jp/node/6763
ベルが開発した自律運航型ポッド輸送機「APT70」と、ヤマトが開発した貨物ユニット「PUPA70XG」(荷物空輸ポッドユニット)を組み合わせたもので、両社は将来的に空飛ぶトラックとしての活用を目指している。
「空飛ぶトラック」の試作機の前で握手するヤマトホールディングスの長尾裕社長(右)と米ベル・ヘリコプターのスナイダー最高経営責任者(CEO)(26日、米テキサス州フォートワース近郊=時事)
近年のドローンを含めた無人航空機におけるの飛躍的な技術進歩の中で、ベルとヤマトHDは顧客に対して顧客ファーストを第一にし、両社がこれまで培ってきたノウハウを融合させた空の新たな輸送モードの構築を進めている。
空輸からのラストワンマイルへのシームレスな輸送形態の確立はこれまでにないオンデマンド配送を作り上げることが可能かもしれない。2020年前半にヤマトHDの荷物輸送システムでの導入を目指している。