Uber Eatsのドローン配送。独自の空域管理システムで物流のラストワンマイルを移動。

Uber Eatsのドローン配送。独自の空域管理システムで物流のラストワンマイルを移動。

Uber(ウーバー)は、ドローンによるUber Eatsの配送計画の詳細を明らかにした。米国時間1018日のForbes 30 under 30 Summitで発表された。

実は、この計画はドローンで全ての配送を実施するものではない。顧客が注文した料理はドローンに積み込み、配送をスタートするのだが、スタートと同時にUber独自の空域管理システムであるElevate Cloud Systemsでドローンの追跡と誘導を行う。更に、配達するドライバーに料理の受け取り場所を通知(指定)させる。最終的にドローンは、指定した受け取り場所(現状では、Uberが保有する配車用の車上にするそうだ)に着陸。ドライバーは受け取り場所で料理を受け取った後ラストワンマイルを移動。顧客に料理を手渡す、という流れだ。

ドローンとの活用により、ドライバーが店舗に赴き料理を受け取る手間が解消され、効率の良いデリバリーが期待できる。そして、独自の空域管理システム(追跡・誘導・通知機能)を使用した配送は、マンパワーを使用しない自動配送の実現に向け大きな意味合いを持つ。

もっとも着目すべき機能は、誘導・通知システムである。この機能を応用すれば、直接的に受取人に場所や時間を通知し指定させることで、ドローンのみで配送を完了できる可能性も秘めている。現状、Uberはそこまでの制御はできず、ドローン配送と受取人の間にドライバーを介しているが、今後のシステム改良で可能性に近づくかもしれない。

物流のラストワンマイルの救世主!ドローン配送の活用事例と課題を紹介。

以前、本サイトでも取り上げたが、各社ドローン配送の実証実験が開始している。

Amazon:米国で、歯磨き粉など日用品の試験配送を始める。注文から30分以内にドローンが商品を届ける想定。

・日本郵政:福島県で郵便局間の荷物輸送をドローンで配送。

・西友:楽天と共同で離島への配送実験開始

これらの実証実験は、ドローンの活用により、「今まで体験できなかった迅速な商品の配送」「離島への障壁のない配送」「短距離間のストレスのない配送」の実現できる可能性を含んでいる。

UberElevate Cloud Systemsを先頭に、人の手を介さない自動運転およびドローン配送が物流のラストワンマイルを担う様になるのも、近い将来の話かもしれない。「スピード感ある配送」もだが、何より「障壁のない配送」や「再配達問題を解消する配送」の実現に向け、新しいテクノロジーを駆使した配送は着目されるべきトピックだ。

特に、”システム発信の誘導・通知”は大きな意味合いを持つ。受取人の力を借りれさえすれば、自動運転によるドローン配送のみで”再配達問題を解消する”かつ”障壁のない”配送業務は完結できる。再配達問題の解決により環境問題や生活の豊かさに直結する、そんなテクノロジーの進化に今後も目が離せない。

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